株式会社やまやま 猪原有紀子

株式会社やまやまは、社会課題を解決しながら子どもにとっていい社会をつくります。

BLOG無添加こどもグミぃ〜。

LED関西ファイナリストになるまでの「あれこれ」

あれは2019年の冬。

私は10年勤め、退社したばかりの元職場、グランフロントにいた。

LED関西のファイナリストプレゼンを見るためだ。

当時、まだ乳飲み子だった三男をパパに任せ、

和歌山から片道1時間半かけて見に来たわけだ。

会場はとても広くて、たくさん人がいた。

最前列の左側中央の席が空いていたのでそこに座った。

レッドカーペットの上を、華々しく登場するファイナリスト達。

ママが多くて共感が持てた。

当時のわたし。

当時は、3人の子を連れて大阪市内から地方移住し、退職。

農業で起業して間もない頃だった。

「無添加こどもグミぃ〜。」も本当に発売できるのか?

栽培し始めたブルーベリーも実がたわわになるまで

2年もかかる。といった感じで、資金は出ていく一方。

そんな時に出会ったLED関西。

キラキラしている女性起業家達を見て、

私は、「来年この舞台に必ず立つ。」と決めた。

体重が5キロ落ちる。

その日から更に、大好きな0→1の事業立ち上げに専念した。

2020年の夏。

とてもショックな出来事が起きた。

「人間って面倒臭い。」「人間嫌い。」と精神不安定になり、

体重も5キロ落ちた。

そんな頃、LED関西のエントリーが始まるとメールが

送られてきたのである。

その文面を見ながら、「わたし、絶対これとる。」と

拳を突き上げた日のことを今でも覚えている。

精神が参っている時ほど、闘争心に火がつくものだ。

そして、鉛のような重たい足でも1歩1歩進むと

運が動く

障害者福祉施設との出会い。

「無添加こどもグミぃ〜。」の加工作業は企画段階から

障害者福祉施設にお願いしたいと考えていた。

ふらっと入った福祉施設が経営するうどん屋さんで

障害者の仕事が不足している課題があることを聞いたからだ。

しかし、ある事情でその話は塩漬けにしていたわけだが、

その事情がなくなった。

障害者福祉施設を紹介してほしいと市の窓口に

電話をかけたところ、担当の方がわざわざ家まで来てくださった。

ご紹介頂いたのが、一麦会の中原さんだ。

中原さんに会いにいくと、な、な、なんと!!

私と同じ、吹田市千里丘が地元とのこと!

「運命ですね!」と意気投合し、既にドライフルーツを加工している

同じ系列の「和の杜」さんをご紹介頂いたのである。

最後のピースがキラーんとはまった瞬間だ。

ファイナリストに残りたい理由。

運良く150人の応募の中から30人に残り、

LED関西セミファイナリストになれた。

勝負は1月20日だ。

このプレゼンでファイナリスト10人に残れるかどうかが決まる。

さて、私がファイナリストになりたい理由を述べて終わりたいと思う。

理由は2つ。

「無添加こどもグミぃ〜。」の原価を下げて、誰でも手の届く商品にしたい。

そしてゴールデントライアングルを全国各地に広めたい。

私は、SNSマーケティングは得意であるがそれ以外の

認知拡大がなかなか難しい。

テレビや新聞、雑誌、オーガニック系の商品を中心に置いてある

店舗への卸など、LED関西ファイナリストになると、その認知拡大の課題が

一歩大きく進むと期待している。

「無添加こどもグミぃ〜。」のゴールデントライアングルとは?

農家さん、障害者福祉施設、子育てママのゴールデントライアングルを

全国に広めるのに、大きなチャンスだ。

地域の農家さんの廃棄フルーツを、その地域の障害者福祉施設で加工。

私たちは、乾燥機から乾燥技術、販売までを請け負う。

農家さんと福祉施設は、新たな収入の柱ができるだけでなく、

地域に新たな農福連携の繋がりが生まれるのだ。

今、農家のためのWEBマーケティング講座で全国の農家、

180名程が受講生になってくださっているが、

やはり、行政も巻き込むことで、スピーディーに地域の課題が解決できる。

無添加こどもグミぃ〜。が全国、全世界の親子に届ければ届くほど、

お母さんの育児ストレスが減り、廃棄フルーツが減り、農家と障害者福祉施設の収入が増える仕組みなのだ。

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