株式会社やまやま 猪原有紀子

株式会社やまやまは、社会課題を解決しながら子どもにとっていい社会をつくります。

講演

【講演】笠田高校×紀北農芸高校

株式会社猪原です。笠田高校×紀北農芸高校の約50名の学生に講演をさせて頂きました。テーマは 和歌山kら世界へ!スタートアップ最前線。ネットで商品を販売するということ。強力な応援者をつくることがネット通販を成功に導く秘訣で、具体的には何をどうすればいいのか?というお話をさせて頂きました。

講演の後は、日本一お子様づれを歓迎する観光農園/キャンプ場「くつろぎたいのも山々」 に見学に来てくれました!

高校で農業が学べる農芸高校。しかし定員割れしているところもあり、現場の先生達はなんとか状況を改善したいと願われています。ポイントは実践的なネット販売の授業と、オーガニック農業の2つだと思っています。認定新規就農者になって「農業」が生産だけのものだと勘違いされていることに驚きました。例えば農業の補助金などの審査では、生産をしている時間だけカウントされます。それ以外のSNS運用の時間、社外との打ち合わせの時間、別事業が農園の集客と連携することでも別事業の時間はカウントされません。「生産」だけしていても農業ではありません。付加価値をつけ、食べ手に届けるまでが「農業」です。だからこそ、農芸大学校はじめ、農芸高校では生きたSNS運用の実践授業を取り入れて頂きたいです。実際に生産したものをインターネットを駆使して食べ手に届ける方法を学生の時代に身につけてほしいです。実際にそういった項目の授業はあるのですが、知識として取り入れても自分でできるようにならなければ意味がありません。

例えばかつらぎ町は柿の生産日本一なのですが、農家さんは六次化しようとなると全員「あんぽ柿」を作るんですね。学生さん達にはこれじゃダメだよと伝えたいです。「俺のあんぽ柿美味しいから買え!どや!」というプロダクトアウトの時代はとっくの昔に終わりました。これでは選ばれないんです。売れません。そうではなくて、食べ手の課題から発想をスタートさせます。今、砂糖不使用のお菓子が全世界的に市場を拡大しています。砂糖を使っていないおやつのニーズは高まっています。あんぽ柿は砂糖を使っていないのにとても甘いんですね。砂糖不使用のおやつを求めている人が課題に思っていること、悩んでること、困っていることを調べて、それを解決するために目の前にあるこの柿をどう使えるかな?と考えます。仮説を立てて商品を作ったらSNSで発信して、プロダクトマーケットフィット(PMF)のフェーズに入ります。実際に作った商品を無料で試してもらい、本当にこの商品で食べ手の課題を解決できるのか確かめ、市場にチューニングしていきます。この一連の流れを農芸高校、および、農芸大学校はカリキュラムに落として、実践授業として1年かけて実施する。そうすると、農業の道に彼らが進まなくても、商品やサービスをインターネットを駆使して販売するスキルはいかようにも活かせると思うんです。また、もう1つのキーワードはオーガニック農業です。有機農業を実践的に学べる学校や学部にすると先生たちは学び直しが必要になりますし、今までのことを否定する気持ちになるかもしれませんが、これが1番効果テキメンだと思います。今後も様々な角度から学生さんのお役に立てれば嬉しいです。

公式LINEはこちら→ https://fhkrpqjx.autosns.app/line

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